川柳 [川柳]言葉だけ きれいな言葉だけでした nishibata 2016年11月18日 / 2016年11月21日 伝えてあげられたのは、言葉だけだった。パンにも、毛布にもならない、ただ、耳に触れただけの言葉のいくつかは、残響となって、埋まらない僕の箱のなかを永遠に往く。振り子のように僕を打つ響き、今なら、どんなことをしてあげられるのだろうと想う。 連作川柳 [1][2][3] 言葉だけ きれいな言葉だけでした ふあうすと2016年12月号「明鏡府」掲載