[川柳]「おかげ」って言うたび僕が薄くなる

やがて雨の向こうに君は虹を見つけた。「おかげで」と笑って言うたび、微力にさえなれなかった自分が小さく、薄くなってゆく。強さの意味を考え、強さとはずっと遠いところで、僕はその声を聞く。

連作川柳 [1][2][3][4]
「おかげ」って言うたび僕が薄くなる
ふあうすと2016年12月号「明鏡府」掲載