[短歌]ワイパーに吊るされている袋など 犬と一緒の春なんですね

車のリアグラスのワイパーにビニル袋が吊り下げられている。お出かけした後の確かな重量感を認めると、なんともいえない微笑ましい気分になった。どこに行って、どんな犬なのだろうと想像していると、窓から眩しそうな顔が覗く。春は誰にでも優しくて、もう逢えない家族のことを思い出して少しだけ寂しくもなる。この香りと薄紅の空の下を、僕たちも一緒に笑いあったね。

ワイパーに吊るされている袋など 犬と一緒の春なんですね