[川柳]白い紙たちは希望を待っている

本屋や文具屋に新しい年の手帳たちが並ぶ。希望の白か、悲哀の黒か、紙の一枚一枚に、誰のどんな色が描かれていくのだろうと想像する。願わくは踊る文字たちの詰まったそんな一年を。未来に向けて立つとき、僕たちは同じ線の上から遠くを眺めている▼振り返るよりも、助走のための一か月にしたい。赤と緑の景色、聖なる音と光に満ちて、眩しくて優しい街のなかで疾走。

白い紙たちは希望を待っている
ふあうすと2015年12月号裏表紙