[川柳]遠雷の何処かに笑う声のする

365日いつも店を開けていた父も、たとえば台風、たとえば地震、非日常の時にはそばにいてくれて、家族の中で存在感を強くしていた▼誰かの日常は自分たちの日常であるとは限らず、非日常が訪れてはじめて僕たちの日常となることがあった。不謹慎であるかもしれず、なかなか声に出しては言えないそんな気持ちを夕立の雲に思い出したことも、今年の夏の記憶になる。

遠雷の何処かに笑う声のする
ふあうすと2015年9月号裏表紙