[短歌]世界から温度の消えていくような言葉の裏の雨が止まない

深く考えすぎても仕方ないのだけれど、沼の底のザラザラとした感触を確かめてしばらくを過ごしてしまうことがある。自分という人間の気難しさというか、面倒臭さというか、自分を放り投げたくなる衝動。思うようにゲームが進まないとき、すぐにファミコンのリセットボタンを押した幼少の頃を思い出す。

「こんな時の川柳や単価なんですよね、僕にとって」と自分語りをして、短歌を単価と書き間違えていることに気が付いた。詩を詠む人間であり、商売を営む人間。「こっち」で落ちてばかりもいられず「あっち」に戻ることにする。それぞれに待ってくれている人がいるというのは幸せなことだね。

世界から温度の消えていくような言葉の裏の雨が止まない