川柳 PR

[川柳]きかいさえあればふゆうの僕なのに

記事内に商品プロモーションを含む場合があります

変化球で三振を狙うようなことをしてみたくて、こんな句を詠んだことがある。「きかい」は「機会とも機械とも」。「ふゆう」は「浮遊とも富裕とも」。機会があれば浮いてみたい、機械があれば浮けるよね、機会があれば裕福になれるよ、機械があれば裕福なんだ。ないものをねだってみるのはいかにも人間らしい自分らしい弱さだなぁと思うのだけれど、狙いすぎたかもしれない。6月になって決算月、浮遊もできず富裕にもなれず、機械を抱えて機会を求めて、汗。

きかいさえあればふゆうの僕なのに
ふあうすと2015年1月号「明鏡府」掲載