[川柳]「正しい」を決めると偉くなれますか?

正しいという言葉の不確かさを認めることが僕の正しさであって、誰かの決めた正しいは誰かの正しいであってほしい。僕の持つ定規と君のそれとが同じ30cmであるということはわかっていても、本当に同じ長さなのかどうか、同じ長さであったとしてもどちらも正しく30cmであるかということは誰にもわからない。人生って案外「まぁ、これが30cmってことでいいよね」くらいの妥協でうまく回ることが多い、ような気もしている、のだけれど、これにも反論があったり、共感があったり。曖昧を僕と呼ぶ、そんな僕の正しさで、どうもどうも。

「正しい」を決めると偉くなれますか?
ふあうすと2015年3月号「明鏡府」掲載