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[川柳]泣いた日もあった 師走のカレンダー

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カレンダーは最後の一枚。来年を加速するための一か月にしたくても、時計の針はぐるぐると回って考える時間を与えてくれない。追われて、追われて、追われては泣いた、そんな一年だった。いくつを追いかけて笑うことができただろう、そんな反省を何年もずっと繰り返しているような気がする▼「今年と同じような一年にしたい」と言えたら、きっと正解。果たされたことはないけれど。逢いたい人もいた、やりたいこともあった、そうして「来年こそは」と誓う冬の景色。心に春の色を満たしたいと、一枚になったカレンダーと来年のカレンダーを見比べながら考える。

泣いた日もあった 師走のカレンダー
ふあうすと2014年12月号裏表紙