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[短歌]朝に鳴く鳥が窓から遠くなる天気予報の傘は寒色

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朝に鳴く鳥が窓から遠くなる天気予報の傘は寒色

鳥だって目を閉じて眠っているはずなのに、明るくなると鳴き始めるのはどうしてなんだろう。夏至の頃、彼らの睡眠時間は一年で一番短くなるんだろうか。そして雨に鳴かない朝の鳥たちは、雨を避ける木々のあたりでどんな蒼を吐き出しているのか。枝と葉の知っている鳥の憂鬱、梅雨に飛べない朝の溜息。