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川柳 20130804

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秒針とうたた寝たちの午後 透けて

隣のテーブルの男性が「隠れ家的なお店に連れて行ってあげたくて」と次のデートの約束を取り付けようと一生懸命になっている。この人が本当にひとりになれる場所はどこなんだろう?そういう場所は必要ないのかなと考えてみたところで、人はそれぞれ。幸運を祈る▼再開発の進む明石駅前。そこに、僕がひとりになれる場所がある。もうすぐそこも、思い出になってしまうのだけれど。

ふあうすと2012年4月号「明鏡府」掲載