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[川柳]始発まで頷いていてくれるかい?

「わかるよ」のひと言だけで救われる夜もある。この愚痴や相談に必要なのは答えなのか共感なのか。察してくれる人の温度にもたれて、僕の弱さに肯定をもらった。

始発まで頷いていてくれるかい?
ふあうすと2017年3月号「明鏡府」掲載


[川柳]正しくて優しくてほら嘘をつく

何が正しいのかを僕は知らないし、本当に優しいのかどうかも分からない。ただ、そうなんじゃないかな、と思う器の大きな人たちは皆、自分の正義や性格を決して主張はしてこないし、上手に嘘をついて、僕を前へ立てようとしてくれる。頭が良くて優しい人たちのする先回りに、僕はしばらく経ってから、ようやく気が付くのだった。

正しくて優しくてほら嘘をつく
ふあうすと2017年3月号「明鏡府」掲載


[川柳]無力だと思う 微力はどこにある

(そんなわけはない)と強く思ったところで、僕には何もできない。チカラの源を探して、教科書を求める。それで何かを補えるわけでも、足してあげられるわけでもない。いくつかの選択肢を示して、それなりの役割を果たしたような顔をして佇むだけだ。この腕は空(くう)を掴むだけの無力。

連作川柳 [1][2][3][4]
無力だと思う 微力はどこにある
ふあうすと2016年12月号「明鏡府」掲載


[川柳]王様ははだかになって言いました

「立場」や「肩書き」がひとを勘違いさせてしまうことがある。たとえば「委員長」だとか「経営者」だとか。その立場だから「教えよう」とするのではなく「教えていただこう」となれる人は美しい。王様、服をお忘れではないですか、と言える雰囲気をつくること。リーダーの役割とは。ワンマンなひとを見ていて思うことのあれこれ。自分も然り。

王様ははだかになって言いました
ふあうすと2016年5号「明鏡府」掲載