川柳 20130611

この線を越えさせぬ血は父だろう

どんな話をしていたか思い出そうとして、「やすたか」と呼ぶ声の瞬間に、いつも涙が溢れそうになる。強く行けと背中を押してくれているようでもあり、そこは越えてはならないと教えてくれているようでもあり。父はもう、僕の血となって、同じ景色を見ている。

ふあうすと本社句会2007年3月入選