川柳 20130609

前向きの前が見えないヤジロベエ

何かを捨てて前に進んでも、その場所から捨てたものの行方を眺めてしまう。青く眩しい向こうに見える芝生。同じことを繰り返すようで、昨日も今日も足踏みばかり。靴底だけをすり減らして、ため息ばかりを増やして、言い訳だけが得意になっていく。あーあ、もう、パンナコッタ食べたい。

ふあうすと2011年9月号「明鏡府」掲載