[短歌]微粒子になってしまった日々があり指が和音を思い出さない

「忘れていない」はずのことも、断片となり、微粒子となって宙を彷徨う。もう、拾い集めることもできないくらい粉々になってしまった日々のことは、確かに存在したのに、見えなくて、共鳴をしない。色も音も匂いも、今の僕を構成しているはずなのに、もう。

微粒子になってしまった日々があり指が和音を思い出さない