川柳 20130604

産道を抜ける激安自爆テロ

特攻隊や回天(人間魚雷)に関する書籍を読み耽った時期がある。僕が背伸びをするような、こんな青い空や海を見つめながら、最期に何を思ったのか。書き残された遺書は意気揚々としていて、「本当は?」と何度も問いかけたくなった。それから幾年、まだ、命たちの安売りは続いている。空はこんなに青くても。

ふあうすと2008年5月号掲載