川柳 20130531

節穴でいい身の丈の幸でいい

「双眼鏡で覗くような遠い場所でなくても、足元に咲く花に気付けるかどうかだよ」と語る彼は、これまでに拾ったお金の最高額が五千円であることを教えてくれた。見えすぎて見えなくて苦しむよりも、届くところにある温度に気付けることを幸せと呼びたい。

月刊川柳マガジン200702月号「印象吟(板の箱)」入選作品