[短歌]電卓と空を見ている猛暑日のトンボは赤い夢を見ている

電卓と空を見ている猛暑日のトンボは赤い夢を見ている

「決算書を作らねば」と宣言しつつ進まない自分によみがえるのは「どうしてもっと早く済ませておかなかったの!」と怒る8月31日の親の声。「来年こそは」と毎年心に決めて、また同じことを繰り返してる。茹だる暑さ、溶けるアスファルト、夏木立、入道雲。涼しくなったらこんなことをしたいという想像ばかりで、電卓はずっと動かない。