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川柳 20130914

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百数え ラムネと父のバスタオル

銭湯からの帰り道、父のサンダルは引きずったような音を立てていた。30年以上が過ぎて、僕もいま、同じ音でアスファルトを削って歩いている。似たくないなぁと思っていたアレコレが年々重なってきて、父はどんな風に僕を笑うだろう。9月14日、父の誕生日、仏前でひととき。

ふあうすと2009年5月号「明鏡府」掲載