川柳 20130617

鬼だって泣くんだ 濡れていた平手

感情のまま怒るのではなく、僕がために叱る声。その時は辛くても、その時で終わらない関係にしてくれる相手の気遣いが嬉しいなぁと大人になって何度も思う。子どものころはそれに気付かなかった。一番泣きたかったのは、鬼の顔をしながら僕をぶった、その人だったはずなのに。

川柳マガジン2011年9月号「本当」入選